「S.L.A.C.K/SWES SWES CHEAP」

S.L.A.C.KはPSGというグループのラッパーで
DOWN NORTH CAMPというクルーの一員です。
”DOWN NORTH CAMP⇒下北沢”です。

下北沢は曽我部恵一がいたりとアーティストの多い土地です。
曽我部はCITY COUNTRY CITYというカフェをやってたりします。

このカフェですがレコードが売ってたりよさげな音楽がかかっていたりとでかなり好きです。
パスタうまし。

下北つながりか、曽我部はPSGとコラボしてたりします。

がっつり夏の歌で昨年のリリース。

で、昨年のなつに一番聞いていたアルバムが
SWES SWES CHEAP

Swes Swes Cheap

Swes Swes Cheap

AMAZONだとプレミアついて15000円!!!?
UNIONなら5000円ぐらいでかえるっぽいです。

1 予兆
2 伝えな
3 この道はどこへ
4 純粋
5 夢と現実の間
6 夕方
7 A LUV
8 余韻
9 なんで欲が出る

全体的にはS.L.A.C.Kのラップとトラックがゆるゆる過ぎて
夏の夕方頃〜夜の蒸し暑さとよく合うアルバムです。
メロウ系のウエッサイ的な要素が感じられます。
ネットでほかの方が書いた感想を見るとJ Dillaが引き合いに出されていたり。

メロウで気持ちいい感じについては納得かなと。
でも、s.l.a.c.kのほうはolive oilとかのような混沌としてるけどメロウ的な路線かなと思いました。
J Dillaについては聞きこんでないのであまり言えないですが。

ラップとトラックがかなり一体化していて気持ちいいのですが
一体化しすぎてリリックが聞きとりにくいです。
それもいいとこですが、賛否あるかも。

各曲としては
1 予兆
インスト。9とつながる。

2 伝えな
タイトルとは逆にかなり内面的な内容。
ラップが聞きとりにくいので歌詞がいまいちよくわかりませんが
悩みに対してなんとも言えずに悩んでいるときを歌ったという印象。

「もーいーよー」とか、「HELP ME」とか、「どんな感じ?」といって乾いた笑いをしたりといった
台詞がいっそうそう感じさせます。

3 この道はどこへ

出だしから
”他人と比べてまだマシ”
”俺はどうすりゃいいんだ”
とかなりネガティブな内容で始まります。

全編壁にぶつかるとかめんどくさいとか
ゆるゆるぐだぐだだらだらした歌詞です。

ネガ過ぎるけど自分は好きです。

4 純粋
2・3と違い攻める感じのビートで始まります。
出だしから「どこみてんだ」「お前と違う世界を見ていた歌詞だ」と
自分の音楽に対する自信をうたいます。

自分の音楽への気持ちの純粋さをうたっているように感じました。

純粋すぎるから、自問自答しすぎてネガティブな歌詞がでてくるとかいっていて
2・3と一貫性がみれて面白いです。

5 夢と現実の間
こんどは明るく気持いビートです。

ラップも気持ちいのですがよく聞き取れないです。。

雰囲気的にははげますような歌のような感じがしました。

6 夕方

9に次いで好きな曲です。
「太陽でとけた」「シャワー」とか夏的なフレーズが出てきます。
HOOKが聞きとりにくいのは「とけちまいな」「どっかいっちまいな」をかけているためかなと思ったり。
夏の夕方の動きやすくはなったが蒸し暑くてけだるい感じによくあいます。
やる気0みたいな。

7 A LUV
夏の砂漠のような曲。
インドとかっぽい音がします。

歌詞も「ラクダ」とか「蛇」とか「空飛ぶ絨毯」、「ターバン」とか砂漠的なワードが出てきます。

エスニック的でかっこいいです。
暑そうで車じゃ聞きたくないかもですが。

8 余韻
インスト。トリとなる9を盛り上げるためでしょうか。

9 なんで欲が出る
かなりカッコいいです。
一番好きです。ビートだけでやる気がでます。

音楽への想いや他人と俺は違うと言った内容からはじまり
仙人掌へとつながります。

仙人掌は四駆にのり森を走るとか慣れないヒールから血が滲むと
外へと動くような歌を歌います。

内省的なslackと対照的でよいです。

仙人掌はBESやjuswanna、t.a.k. the codonaなんかともコラボしていて
どれもよいアクセントとなっていていいです。

slack/my spaceのIt's Romantic feat. 仙人掌
なんてミドルスクールのHIPHOPっぽくてめちゃくちゃカッコいいですし、

震災関連の曲として

But This is Way / S.l.a.c.k. TAMU PUNPEE 仙人掌
なんてのをPSGと組んで歌ってたりします。

この曲についてはまたいずれ。