ダンスミュージックバンドのラストアルバム「cro-magnon/joints」

cro-magnonHIPHOPインストバンドです。

前身はcro-magnonに、ボーカリストとして山仁 DA SPORTSMANを加えた
HIPHOPバンド「LOOP JUNKTION」です。

この辺のはなしはこっちの日記にちょろっと書きました。
6月に買ったCD - つめこみちらかしならべてみる

JazzやFUNKなんかの影響も強く
FUNKYでカッコいいです。

そんなグループですが2011年を持って解散。
へうげもの」の主題歌を吉幾三(!?)を迎えて担当し
CD発売間際の解散です。
発売予定⇒5/18
解散⇒GWぐらい

これからってところで非常に残念です。
まあ、山仁とか歌詞ががっつり・・・ですしね。。

そんなわけで昨年末に発売されたこのCDが最後のアルバムとなってしまいました。
ボーカル&ラップ客演集なのでこのジャケットなのでしょうか。
客演も幅広くなかなか豪華なCDです。

joints

joints

1. Crystal Girl Feat. 土岐麻子
2. Midnight Magic Feat. Roy Ayers
3. Fading Echo Feat. 七尾旅人
4. 屍を越えて(Unplugged)Feat. Gagle
5. Freestlye Feat. Punpee & S.l.a.c.k.(Psg)
6. Push! Feat. Twigy
7. Windy Lady Feat. さかいゆう
8. こうなるの Feat. 鎮座Dopeness
9. Survivor Feat. 有坂美香
10. My Life My Street Feat. 漢(Msc)
11. Time Flies Feat. Steve Spacek
12. Tokyo Times Feat. 三宅洋平

インタビュー
cro-magnon | clubberia クラベリア
三宅洋平との曲の話が面白かったです。

全体的にいうと
落ち着いた感じの曲が多いです。
騒がしいのはないですね。
渋さと都会的な洗練された感じとがあって大人っぽい感じがしました。

1. Crystal Girl Feat. 土岐麻子

資生堂「エリクシール シュペリエル」をうたったりしている人です。

透明感のある歌声が魅力で、
cro-magnonも落ち着いていてアクセントの効いた演奏をしているため、
とても気持ちのいい歌となっています。

カフェミュージックとかシティポップス的な雰囲気を醸し出しているので
和物レアグルーブなんかとも相性よさそうですね。

作曲は7曲目のさかいゆうです。

2. Midnight Magic Feat. Roy Ayers

4th album "4U" からの曲です。
jazzかなりjazzっぽいのですが自分はjazzをよくしらないため
うまいたとえがでないのですが、
FUSION?acid jazz?のような感じです。

こぎれいで都会的でなんかスタイリッシュな感じの曲です。
かつFUNKYでもありますので気持ちが盛り上がります。

3. Fading Echo Feat. 七尾旅人

昨年はやたら七尾旅人は注目されていた気がします。
アルバムもでましたし、HIPHOP系のアーティストへの
客演も多かったです。

こないだも佐野元春の番組にでていました。

Rollin Rollinは名曲です。
自分はここから入りました。

この曲も落ち着いていてきれいな演奏です。
七尾旅人の歌も気持ちが入っていて落ち着いてるけど力強くてよいです。
夜ひとりで聞きたい感じです。

4. 屍を越えて(Unplugged)Feat. Gagle

BIG BANG THEORY SHUFLEから。
大好きな曲です。

学生時代にBIG BANG THEORYを買って歌詞の強さに打たれて
いまだによく聞きます。

電気屋さんでイヤホンとかプレイヤーのチェックをするときは
大体この曲やD.L.とかの曲で視聴しますし。

それぐらい好きです。

先駆者への感謝と突き進む力強さの感じられる歌詞です。


このSUIKAとのセッションなんて感動もんです。
SUIKAメンバーもかなりいいです。
というかtotoのパートとラストの最後でもうひとつあたりで
一気に気持ちが高ぶります。

5. Freestlye Feat. Punpee & S.l.a.c.k.(Psg)

PSGとのセッションです。

1-4と違い、想い暗い濃い曲です。
打ち込みとかも入っていてHIPHOP的です。
また、違ったかっこよさの曲です。

6. Push! Feat. Twigy
TWIGYとの曲です。
TWIGYはさんぴん世代のラッパーで
コミカルで煙たいラップができます。

レーベルはgagleのJazzy Sportに今は所属していて
グループは
KAMINARI KAZOKU、MICROPHONE PAGER
とに所属しています。

曲に関しては
TWIGYによくあったコミカルさが感じられるもので
小気味よくスネアやベースが鳴って楽しくなってきます。

7. Windy Lady Feat. さかいゆう

3rd Album 「III」から

さかいゆう
キャッチコピーは“涙をいざなうシルキー・ヴォイス”
らしいです。

グルービーで甘い感じの歌声です。

この曲は山下達郎のカバーです。
シティっポップス的な感じです。

8. こうなるの Feat. 鎮座Dopeness

鎮座Dopenessはラッパーです。
ラップがめちゃくちゃうまくて2009年にUMBで優勝しています。

かなり器用に音に合わせて歌えるので聞いていて楽しいです。
最近じゃCMにも出ています。

曲はかなりノリのいいjazz的な曲で
そこにFUNKYにラップをします。

YOUTUBEみてないで現場にいけとかいったり。

9. Survivor Feat. 有坂美香

3rd Album 「III」から

有坂美香Jazztronikのボーカルです。

かなりFUNKYな曲です。
全編FUNKYってわけでなく、
静かな部分もきちっとあって構成が好きです。
踊りたくなってきちゃいます。

10. My Life My Street Feat. 漢(Msc)
漢は東京新宿を拠点とするMSCのラッパーです。
超現実主義らしく本とかは読まないらしいです。
歌詞も自分の周囲についての歌が中心で、
本当にリアルな人です。

BBOY PARKでの優勝者でもあります。

曲はかなり渋めのjazzです。
そこに「昨日今日のことじゃないが」と
漢が自分の身の回りの不満をうたいます。

Bluesっぽくてよいです。

MSCや鬼、神戸薔薇尻なんかは普通に生活していて
あまりかかわりたいとは思わないですが、
歌が糞ったれすぎてパンクで
そこがまた力強くてきれいだなとすら思えるので好きです。

11. Time Flies Feat. Steve Spacek

3rd Album 「III」から

都会っぽいjazzyな曲です。
落ち着いていて都内を散歩するときとか聞きたいです。
ボーカルもソウルフルで落ち着きます。

12. Tokyo Times Feat. 三宅洋平

三宅洋平犬式というバンドのボーカルでした。(解散済み)
犬式はレゲエをベースとしたサウンドのグループで、
三宅洋平もちょっとレゲエっぽい歌い方をします。

この曲にではどちらかというと
ポエトリーといった感じ。

cro-magnonの演奏に三宅洋平の詩がのっかっている感じです。
なんだか終わりと始まりを感じるような歌で、
トリを飾るにはぴったりな感じです。