ECD「ECDIARY」

ECDのECDIARYを読んだ。

ECDIARY

ECDIARY

ECD
ECD ベイビーstyle - YouTube
ECD + イルリメ / 俺達に明日は無い(クボタタケシremix) - ニコニコ動画

ECDのはじめて出した本で
日記(2004/2〜2004/5)と短編小説と言う構成。

出版は元ピチカートの小西康陽のreadymade international
ECDとはDIRECT DRIVEのリミックスだったり、
イラクでの自衛隊派遣の反対運動とかで活動してたとか。
小西さん自身、ECDに限らず多方面でリミキサーだったり
プロデューサーとしていろいろ活躍してます。

最近はいいともの曲も小西さん仕様!!!
うれしいけどなぜ!?

Pizzicato Five - 戦争は終わった - YouTube
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I Want You Back [ Readymade 524 Mix ] - Jackson 5 - YouTube
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どちらも自分の好きなものを純粋につめこむような音作りをするので
それもあって通じるのかなと思ったり。

DJも歌謡曲中心のmixしたりしますし。

本の内容的には
反戦だったり反政治だったり、
自分が影響されている思想の本の話しだったり、
世の中のルールや、人への気の遣い方、
音楽、自分のBBSでの2ちゃんねらーとの戦い、
コピーコントロールCD
についてなんかが書かれてます。

自分が読んだECDの本としては一番
アナーキーな感じがしました。

結婚する前だし、
過去の話と違って、
日常生活と隣り合わせの発言である分、
生々しいのかなと思ったり。

印象に残った話しは下記
思った以上に長いです。

2/19
・最近の女性のメイクやヘアスタイルはマネキンみたい
・渋さ知らずのライブで見た南波トモコさんは
黒の下着に男物の白いシャツというファッションで
野性的で素晴らしかった

2/22
人のどんな仕草が不快に感じるかを書いてる。

2/24
・ジャックスの堕天使ロックを久々に聞いての感動
・最近、音楽の聞き方が変わったことについて
<抜粋>
若いころは音楽を全体像の印象としてしかとらえてなかった。
が今は印象派の絵を見て、そのマチエールではなくて、
画家が見ていた実際の風景を見ているように思える、そんな感じ

2/26
・CDの値段の高さについて
・音楽業界にとって売り上げにつながるかではなく、金が動くことが重要。

2/29
・芝居について
狂言は非現実感があって好き
・現代劇は非現実感がないため、舞台と客席とに隔たりをかんじられず、
舞台の人たちが客席の存在を意識しないことに違和感を感じる。

3/7
・文字でのコミュニケーションについて。
<抜粋>
メールでやり取りされる情報にはノイズが無い。
これがすべてを覆い隠してしまう。
女の子たちが絵文字を多用するのはノイズを混入しようとする苦肉の策だろう。

言葉が伝える情報だけではないさまざまな情報が同時に伝わるからこそ、
人と人との会話は成立するのだ。

3/9
・音楽でのつながりについて。
・対バンの相手がよければ知り合いになって繋がっていく<抜粋>
「下北の街の電柱や壁にライブのフライヤーを貼ったりするのは田舎のバンドだけだ。
東京のバンドはそういうことはしない。」
「CDは知り合いに聞いてもらうためだけに作られる」

3/10<抜粋>
"自分にしかできないこと"なんてなくて、
"誰にでもできること"の中から
"自分がやること"を選ぶだけでよいのだ。

皆、同じカメラを持っていてレンズに映る像は同じだ。
どこに焦点を合わせるか、どのアングルで見るか、違いはそこに現れる。

3/13
・モテたいから音楽をやっているわけではない。

3/14
・差別について
Public EnemyEminemの矛盾。
⇒人種差別と闘うといっているのに、同性愛を批判

3/16
・40代にもなるとタメ語で話してくれる人がいない。
・女の子はタメ語話してくれるからうれしい。
・男の子はタメ語話してくれない。

3/26<抜粋>
(BBSの書き込み)
「PRIVATE LESSON 1買えました。家で聞いていたら、仕事から帰ってきた女房に
「何なの!これ気分悪くなるから早く消して!」と猛烈な勢いで怒られました。
そこまで嫌悪感を丸出しにされることもそうそうないので、
ちょっと面白かったです。うちの女房がそこまでの反応を示したのは、
前にテレビで小西康陽さんがギターの弾き語りで自分の歌を歌っているのを
みてた時以来。

感情な位ナマナマしいというところで共通点あり。と解釈しました。」

4/4
・音楽に向かうのと、手品に向かうのとでは、態度が違う。
・ライブは参加型。手品は受け身。

4/17
・流行は先取りするものでなく、みんなでそろって乗っかるものになってしまった。

4/22
・センスについて

4/27
・セッションすることの楽しさ
(ドラムとのセッション)

4/28
・輸入版規制について
・輸入版の重要性
・UKのアーティストはUK盤がオリジナル。
 アメリカのアーティストはアメリカ版がオリジナル。
 オリジナルであることが重要。

5/2
・街中の禁止マークのナンセンスさ。

5/3
シーケンサーより、生のリズムの方が面白い。

5/14<抜粋>
世の中はそんな風にひとりひとりがバラバラでも、
いや、バラバラにされているからこそ、スムースに目的を達成出来るように
なっている。「力を合わせる」なんてことは必要ないのだ。

僕はやはり、そんな風にある目的のためにバラバラにされるのは嫌だ。

5/16
・ナイス・ヴュヴ

Vermilion Sands

5/26
・ケータイについて。
・便利が不信を育てる。