SUIKAライブ「音の源」

毎週第5金曜にthe room(渋谷)にて行われているという
音の源に行ってきた。

the roomといやー
ECDの本に出てきたりで渋谷オルガンバーや新宿otoと並んで有名なのかな?
って感じなんですけど、
名前が名前なんで全然覚えておらず、
たぶん「失点インザパーク」にも載っていたんでしょうが、
最近「いるべき場所」をやっと買って読んで、
有名なとこだったんだ。。
と思ってました。

失点・イン・ザ・パーク

失点・イン・ザ・パーク

いるべき場所 (Garageland Jam Books)

いるべき場所 (Garageland Jam Books)

いるべき場所を見ると、HIPHOP専門以外のクラブとして紹介されていて
この時やつい最近も行った印象だと、
レアグルーブ全般とかになるのかな。

ブラジルのやつだったり、SOUL・FUNKだったり、
謡曲とか。。
あとJazztronikも昔回していたらしいですね。

音の源についてはつい先日もGAGLEが来たり、
今月末もSMRYTRPSのDJ TKYMがゲストだったりと
日本語ラップ系とつながりのあるイベントなのかな?

内容的にはDJはJazz FunkやSoulなどメローな感じであったり
HIPHOPであったりでした。
このときはなかったのですがmic.b aka 73Pike Set'sがMPCショーを
やってくれたりしているらしいです。
以前サンプラーを買ってまったく理解できず挫折した身としては興味心身です。

このときは73Pike Set's BANDとしてFUNK、SOUL系の音楽をバンドでカバーしたり
オリジナルやったりしてました。
トークボックスがいたので、P-FUNK好きとしては夢中になってみてました。
ちなみにトークボックスもmic.bがやっていたり。

終わったあとも
私を含めいろんな人に話しかけたりしていたり、
食事会を企画したりしていたりで、
すごいいい人なんだなー
とか思ったり。

もちろん曲もめちゃくちゃカッコいいです。
ここ最近の収穫でした。

あとクラベリアのインタビューなんかも面白かったです。
mic.b a.k.a 73Pike Set | clubberia クラベリア

で、肝心のSUIKAは神々しかったです。

演奏曲的には新旧のアルバムの曲を織り交ぜてという感じ。
ビートメイカーや、Juicy, Fruity, Spicy, Funky、バンブームーンとかとか。。

楽しい曲を聞けば踊らずにいられないし、
バンブームーンのような悲しい曲は生で聞くと普通に泣けてきます。
素直な気分で音楽を楽しめてるなという感じ。

そんな感じで音の源の満足度は非常に高かったです。
行ってみてよかった。

MIXテープ作ってみた「秋分」

秋分
http://soundcloud.com/tontorooooll/autumnal_equinox

DJ Tontoroll - 秋分

私が音楽で一番はじめにはまったのって
SPITZなのですが

びっくり・めちゃくちゃカッケーなんて思ったのは
Dragon Ash
DJ?これもロックなの??HIPHOP??ミクスチャー??
なんじゃそりゃ?
なんて思いながら聞いてました。

さらに、がっつりゲーマーだったので
パラッパラッパーやBEAT MANIAにはまってました。
ビーマニは鍵盤が7つになったころから選曲のチョイスが
嫌になり離れました。
たぶんold schoolっぽい曲が減ったのが嫌だったんでしょうね。
当時やってたゲームも新しいものより、中古屋で発掘してきてましたし。
マンガも音楽もゲームもそうってどんだけ懐古主義なんだよって感じですが。

そんな小中学校時代になんとなくDJって新鮮でかっけーなーと思ったものの
高校大学でも
機材が高い・レコード高い・部屋がせまい・そもそも一人でステージに立ちたいか?
なんて感じで手を出すこともなかったです。

しかし、そんな悩みも現代は解消してくれてすごいっすね。
Mixxxってフリーソフトなんですが、一通りのことはできちゃいます。
Mixxx - Free DJ Mixing Software App

ぽっとお金をだせばmidiコントローラという、
まんまターンテーブル&クロスフェーダーなんて、
省スペースDJインタフェースも買えたりします。

いまどきの中学生は私がそのころに友達と
自分チョイスのMDを交換していたように
これでmixして、親のプリンタでラベルとか作っちゃって
すっげーかっこいいMIXCDつくって交換したりするんですかね?

嫉妬しちゃいます。

そんな怨めしさを勝手に抱えながら作ったmixが記事トップのやつです。


ジャンルは
日本のサンプリングミュージック・ブラックミュージックならなんでも入れちゃえ
と思って
渋谷系〜邦ロック〜日本語ラップ
なんて幅広いようで偏った選曲。

ピチカート、かせきさいだぁ≡、slack、gaglesterusssuika
bird、fishmans環ROYsoul scream

とかとか。一時間ぐらいあります。
長いですが、自分の通勤時間です。

作った感想は
クラッチができないのが辛い。
リズムの取り方が難しい。(BPMの重要性)
ダンスミュージックとしてのmixと
落ち着いて聞くようのmixは分けて考えたがよい。

なんてとこですかね。
DJってけっこう体使ってやるもんなんだなと思いました。

さいたまスタジアムで行われたイベントに行ってきました。

名前は「ぐるぐる回る」

曽我部恵一BANDなど多数のアーティストがライブをするという
フェスっぽいイベントです。

なんで、ぐるぐる回るかというと
さいたまスタジアムのコンコース(売店とかあるところ)に複数のステージを設置するため、
ライブを見るためにぐるぐる回るというもの。

僕らはこれに気付かないうちに、
「いま、特に見たい人はいないからぐるぐる回っていようか―」
なんて何気なく言ってしまって気づきました。。
策にはまったという感じです。

今回見たのの話しを。
KOCHITOLA HAGURETIC EMCEE'S

めちゃくちゃ音が悪かったです。。
はじめのほうだからうまく調整できてないのか、
建物の構造によるものか。。

おかげでラップがよく聞こえなかったです。

上記のPVを見てふざけたやつらだなと思っていましたが、
ライブの質自体はよかったかと思います。
ビートは流すのではなく、
ドラムあり、サンプリングはサンプラーを叩いて鳴らし、
音を加工する担当もいたり、
ターンテーブルもスクラッチ用のもの
というバンド的な感じに3MC。

ライブで見れて正解。

かせきさいだぁ

気持ちさっきより音がよかったです。

感想は最高。
今回のかせきさいだぁはサンプリングではなく、
ハグトンズというバンドの演奏によるもの。
この演奏がすごいよかった。

ときめきトゥナイトとか完全にサンプリングと思ってましたが、
がっつり演奏してて驚きましたし。

夏が終わるんだな。。とか思ってみてました。

カジヒデキ

DMCの甘い恋人とか歌ってました。
ライブを見てて、かなり純粋な人なんだろうなーと
腰の低さや笑顔がさわやかだったりして思いました。
なんだかすごい素直な気分で見れました。
(昔は爽やか過ぎて苦手でした。。)

あとで調べたら、10代のころは
パンクやゴス系だったらしいです。

おまけに40歳。

魔物です。

曽我部恵一BAND

この人たちはさすがの一言でした。。
存在感だったり、素直そうな感じがたっぷり。
笑顔が半端ない。
そりゃ人気も出ます。
改めて思いました。

DOTAMA

前回に引き続き見ようとしたのですが。。。
時間がなぜか押してしまって、
途中中断。。
かわいそうでした。

今回はホーリーランドなど歌ってました。

あのマンガが元ネタです。

DOTAMAは相変わらず、音源だといまいち興味がわかないが
ライブを見ると興味がわくという謎の現象がありました。
中毒性があるのでしょうか。。


以上!

9月に行ったライブ徒然「りんご音楽祭」

ライブなんて上京したての頃のみで久しく行ってなかったのですが、
今月はいろいろ行ってきました。

■りんご音楽祭
長野の野外イベントです。
●りんご音楽祭2012秋●オフィシャルサイト

自分は土曜日が会社だったため日曜のみの参加。
目当ては下記。
・スチャダラ
GAGLE
環ROY
クボタタケシ
・ドリアン+やけのはら

見たものから順に感想を。
①Fragment+DOTAMA
20分Fragment
10分DOTAMA
という構成。

Fragmentは環ROYとのMAD POPで知りました。
バキバキのダンス系のビートのDJコンビです。

音響がちょうどいい感じで、気持ちよく踊れました。
ラップののっかたものをかけず、
完全にインストのみ。
でっかい箱とかで聞いても良さげな感じ。
小さいとこだとちょっと疲れそう。

DOTAMAはキモ激しい文系ラッパー。
Fragmentの術ノ穴の所属です。
見ているブログなんかで評価が高かったので、
音楽ワルキューレのリリース時に視聴したのですが、
正直受け付けませんでした。。。

キモイなーってのとフローの激しさ、ビートの激しさで
つかれちゃって。。

でも、今回みて変わりました。

まずキャラがいい。
いっけん普通の真面目な人で、
MCも若干テンパリ気味でなんだか好きになりました。笑

曲も
じいさんばあさんのうた
は面白いし、ちゃんと歌詞が気になるような歌だったので気に入りました。

次に音楽ワルキューレ
現代の音楽産業について歌っていて、考えさせられました。
前半は音楽がうれないことについて嘆き、
後半は自分への皮肉という流れでとても面白い作りでした。

おかげで、ファンになったのでCDも買ってみることにしました。

環ROY
狙いの一つです。
環ROYのライブはちょくちょくいくのですが、
特徴は
ひとりでバックDJもする。
基本ゆるゆるしてる。
という印象でした。

今回も一人でしたが、
野外イベントだからか、かなり精力的なライブになってました。

フローの切れがすさまじく、
かなり入りこんで歌っていたので、見ていて惹きつけられました。。
半端ないです。
しかも全曲説明付き。
まだ、二人目なのに大満足でした。

クボタタケシ
クボタタケシはキミドリのメンバーとして知っているのですが、
DJ的な活動に対しては疎くMIX CDも聞いたことありませんでした。。

※つるみの塔を聞くと、STERUSSのibukuroを無性に聞きたくなってきます。

しかし、感動しました。
ボサノバとかみたいなお洒落な曲から入り、
Earth Window & Fire
などのSoul、FUNKに移行したこところから、
Fishmansやかせきさいだあ「夏をプレイバック」
THE BOOM
などDUBっぽいバンド系に移行し、
さらに昔のアニメの曲までかける始末。。
しかも、どのつなぎも全部成立しているどころか
ドキ!っとするタイミングで止めて、
ビックリするような入り方をするので、
一曲一曲で感動してしまいました。。

しかもこの人、DOTAMAとかROYを見てた時、僕の前で普通に踊ってましたし。。
よっぽど音楽好きなんだなーといった感じでした。


④ドリアン+やけのはら
Rollin' Rollin目当てです。

やけのはらがかなりマイペースで笑ってみてました。
めちゃくちゃ自分のペースで進行していて、
我が強い性格なのかな。。とか思ってみてました。

今回、クボタタケシの後ということもあり、
いっしょに自己嫌悪をうたってました。
熱い!!

その後、Rollin' Rollinに移行し

good morning babyへと。

どれも鉄板で盛り上がっちゃいます。

今回の収穫はDORIANがめちゃくちゃいいと思ったことです。
キーボードの音がきもちいい。。
演奏している音っていいなと再確認できました。

PVが秀逸すぎて必見

pan pacific playa周辺になるのかな?
あの辺はZAPPだったり、SST BANDとかみたいな
80'sのfunkやfusionっぽい感じの音で好きです。
LUVRAW & BTB (PPP)/ SUNSET

ZAPP

⇒私のやっているPOPってジャンルのダンスで使用する代表曲の一つです。
SST BAND

⇒SEーーGAーーーー


GAGLE
目当てです。
この日の日付は9/11なので
震災の6か月後ということもあり
考えさせられるライブでした。

屍をこえてや若き匠たちへなど名曲をつぎつぎにきけて大満足。

さらにMitsu the beatsのMPCでの演奏なんかも見れてやばかったです。
他にもどっしりと風格のあるMCや熱い話の内容など、
曲のイメージのまんまでカッコよかったです。

スチャダラパー
これは最高でした。
MCがめちゃくちゃうまい。
コントのように話が進み、
小道具まで登場しそこから曲がスタートするなど
見ていて飽きませんでした。

曲も名曲に加え、9枚目から11枚目+新曲など
満足度の高い内容。


いちばんの感動はサマージャム95のリミックスが聞けたこと。。
下の動画を見るとよいです。これやばい。


以上のように、かなり満足度の高いイベントでした。
野外でしかもこれは大満足!楽しかった!

AIR JAM 2011

AIR JAM 2011に行ってきました。

そもそも自分にとってのAIR JAMですが

約10年前中学生だった自分は
インターネットで調べたりしてハイスタの映像を漁って行って
AIR JAMを知りそして解散したことも知ってって感じで
AIR JAMってなんかすごいイベントがあったんだなー
みたいな印象でした。

ちなみにこの当時、ライブに行くとかって都会の人しかいけないもの
と思い込んでいました。。

で、感想ですが…最高でした。
これを見てもっといろいろ活動したいなと思ったり。
ほんと元気をもらえました。

曲なんかはナタリーに詳しいことが書かれてます。

11年ぶり「AIR JAM」でハイスタ復活「また来年会おう!」 - 音楽ナタリー

自分は10-FEETからの参加でした。
⇒電車を間違えたため遅刻。

特に印象に残ったものを。

LOW IQ 01
いっちゃんは
めちゃくちゃお洒落で、
自分の10代のころからのファッションリーダーとしての存在はゆるぎませんでした。。

花柄のスリーピースでしかも、丈がひざ丈とか。。
それをばっちりきこなせてかっこよすぎる。

曲はもちろん最高。
MCも人柄のよさがでていてよかったです。
なんかすごい気さくな感じ。さわやか。


キングギドラ
正直なぜここに??
って感じで見てました。

1stとか好きですが、
2nd以降とK DUBのキャラが受け付けなくて
ほんと違和感ありました。。。

MCも他のバンドは
みんなで頑張ろう!
とか
誰が悪いとか言ってる場合じゃない!
とか言っているのにケーダブさんは
説教くさいことや社会派的なことを言っていて。。。

もっとGAGLEとかここにふさわしい人はいるのに
なんで。。。



■TURTLE ISLAND
この人らもなぜここに?
って感じでした。

これはいい意味で。
DJ BAKUのKAIKOOで知ったのですが、
ベースはパンク系になると思います。
ただ、やってることがアングラっぽいというか
独特すぎるので出ると知ってびっくり。

逆にこういう場にこの人たちが出るって
ほんといいなーと思ったり。
こんごが楽しみになります。

大好きですこういうの。
見れてよかった!

ME FIRST AND THE GIMME GIMMES
メロコアの大御所の登場なのでテンションあがりました。
NOFXのメンバーのバンド)

MCが英語ですが、コントっぽくて大笑いしてました。
衣装もアロハに日の丸の鉢巻きとかで面白かったし、
なにより"リンダリンダ"をうたったというのが熱かったです。


マキシマム ザ ホルモン
説明不要ですよね。

MCはめちゃくちゃうまくて、常に笑いっぱなし
曲はうまいし完全に盛り上がるしで最高でした。

改めて言いますが、MCのうまさに感動。
テレビみたいでした。

BRAHMAN
JAMステージのトリです。

かっこいい映像と共に登場しました。
そりゃみんな拝みます。
完璧にカッコよすぎました。

AIR JAM2000の舞台裏について
そして今回のAIR JAM2011について
語っていました。。

ときどきギャグもいれていましたが、
カッコよすぎます。
オーロラビジョンに映るステージの映像がこれまたかっこよくて
映画の一部のような気分になってきて
泣きそうになりました。
(みんな泣いてました)


HI-STANDARD
大トリです。
この日の主役の登場ってだけでも盛り上がりますが、
長年聞いた名曲を生で聴けることや
復活に感動してしまいます。

曲を聞きながらいろいろな想いでやら今後のこととか考えてしまいました。
改めてstay goldの歌詞を見ると感動しますし。


ほんと、健さんや難波さん、つねちゃんが肩を組んでいるのとか見れて
よかったです。

夏が終わる

夏が終わりそうでこのあたりの曲聞きだしたのに
終わってくれません。
Eccy

かせきさいだぁ

small circle of the friends

fishmans

ほとんど90年代。
90年代っていや小学生だったので、
そのころにでも戻りたいんですかね。

実相寺アングル

先日、川崎市民ミュージアムに行ってきました。
お目当ては
実相寺昭雄展

そもそも実相寺昭雄とは?
って話ですが
とりあえずwikipedia
実相寺昭雄


大まかにいうと、
円谷作品にて、特にウルトラマンなどを中心に演出を担当していたという人です。
2006年に亡くなった方ですが、最近の作品では
姑獲鳥の夏(2005年)」
乱歩地獄『鏡地獄』(2005年)」
なんかも監督として撮っています。

基本的に、ミステリー作品が中心なのですが、
オペラの演出もできたりする貴重な方です。

私がこの人をなぜ知ったのかって話ですが
宇宙家族カールビンソン
という漫画で知りました。

この作者の「あさりよしとお」という方が
特撮やアニメ、科学などに造形の深い方でして、
エヴァンゲリオン」の使徒のデザインをやっていたり、
学研の「マンガサイエンス」を書いていたりします。
(私はマンガサイエンスから入りました。)

ちなみにこの作者のWAHHAMANは名作。
最終巻がレアで7年ほど前に探し回っていたのはいい思い出です。

その他としては、コミック化されていないもので「ラジオマン」
というものがあるのですが、原発への皮肉たっぷりなマンガです。
何故か今年出版されようとしましたが、震災の影響で中止になりました。

コミック化されていないものが多数あり、
読みたければガロのバックナンバーを買う必要などありました。
しかし、最近になって発売された短編集に収録されたとか。。
ちょっと悔しい。

話がそれましたが、カールビンソンと実相寺昭雄の関係なのですが、
このカールビンソンというマンガは映画やアニメ、落語などのパロディが多く、
社会派ではない「勝手に改造」みたいなマンガです。

話のタイトルに「ウルトラマン」「ウルトラセブン」のタイトルを
サンプリングしたりしているのですが、
(「遊星より愛をこめて」に関しては話の筋もオマージュとしている)

その登場人物に特撮の演出家や監督を元ネタにしたキャラクターが多数登場し、
実相寺昭雄氏も「ジッソーくん」というキャラクターとして登場しています。

※いい画像がなかったのでアニメをyoutubeからキャプチャ

ちょっとサキエルに似てますよね。
右が「ジッソーくん」で、左は「コーちゃん」
コーちゃんは「川北紘一」。
ゴジラ対デストロイヤーなんかの人です。
ゴジラ対デストロイヤーはマンガの中でこき下ろされてました。

このキャラクター達はそれぞれ小道具を持っているのですが、
「ジッソーくん」は何か小道具越しに物を見ようとします。

なぜなのか?

というと実相寺アングルというものが由来となっています。
実相寺昭雄のアングル

上記のサイトを見るとわかりやすいのですが、
被写体とカメラの間に何かものを挟むというような
画をつくり出します。

有名どころでいえばメトロン星人のちゃぶ台シーンとか。

基本的に前衛的な撮影のしかたをする人なので
批判も多かったらしいです。

逆光をあえて利用したりとか、
極端に斜め上や低い位置から撮影したりとか。

でも、そんなところがあってこそ実相寺昭雄の撮った画は
非常にクールに感じるので、それを堪能したいと思い見に行きました。


で、今回見に行ったことで印象に残ったことは以下。
・四谷生まれのおぼっちゃん。
・早稲田出身、元外務省勤務のエリート。
・外務省退職後にTBSにて勤務。
・芸術作品なんかも多数撮影。
・社会批判であったりタブー視されていることに対する興味が強い。
・遠くへ行きたいのクオリティーが高すぎた。
 興味がある人は絶対映像を探してみたがいい。
・オペラ「魔笛」の衣装がアニメちっくでびっくり
魔笛 :「ウルトラマン」の実相寺昭雄監督演出作 怪獣たちも登場 3度目の上演へ
・鉄オタ。
・けろけろケロッピが大好き。
・あらいぐまのぬいぐるみを長男として可愛がり、
 一緒にドンジャラをしたり。
エヴァ綾波・アスカのフィギュアや、
 ギャルゲーのフィギュアまで持っていたり。
・暇つぶしで書いた絵のクオリティーが半端ない。

ざっと以上です。
めちゃくちゃ頭がいいというか、
自分の世界観を持っていたり、
好きなものに対してかなり純粋な子供のような面もあったりで、
かなりエキセントリックな人だだったんだろうなというのが印象。

実際、実相寺作品が上映されていたので
ウルトラセブン 第45話「円盤が来た」
を見たのですが独特すぎてびっくり。

まず、戦闘シーンがない。

理由は予算がなくても実相寺ならつくれるだろーって
抜擢されたものの視聴率の低下などでモチベーションの下がっている
スタッフを見て、好き勝手やってやろうと思ったからだとか。
本当は戦っている描写はあるのだが、
宇宙空間を舞台に
アートというかサイケデリックなビデオドラッグのような
ちょっとぶっ飛んだ映像になっています。

おまけにペロリンガ星人に
狼少年の話をさせたり
「プロはアマチュアを常に見下すものだからねぇ」
なんて言わせたり。

ウルトラマンにおける、
ジャミラガヴァドンAもこの人ですし
この人の作品は深いなーと思ってしまいます。

下は影響受けて実相寺アングルっぽくとった写真。
ぽいですかね?
not実相寺:かも

実相寺:かも

not実相寺:ねこ

実相寺:ねこ